最近だんだんとあたたかな日が多くなってきましたが、それにつれて日焼けが気になるようになってきましたね。
紫外線を浴びることで、日焼けや皮膚の老化が起こるだけでなく、将来的な皮膚がんの増加につながるなどの報告がされています。
紫外線をできるだけ浴びないようにするには、帽子や長袖を着用したり、サンスクリーン剤（日焼け止め）を塗ったりしますね。
今回はサンスクリーン剤の選び方を紹介したいと思います。
サンスクリーン剤の紫外線防御効果は、中波長紫外線（UBV）を抑える効果を示す指標SPF（10～50；最大が50）と長波長紫外線（UVA）を抑える効果を示す指標PA（+～++++；最大が++++）であらわされます。
日常生活の場面ではSPF20、PA++程度の効果があれば十分とされています。
サンスクリーン剤の成分には紫外線散乱剤（酸化チタンなど）と紫外線吸収剤がありますが、紫外線吸収剤を含むサンスクリーン剤（ケミカル製品と呼ばれています）はときに皮膚にかぶれをおこすことがあるので、乳幼児には紫外線散乱剤のみの製品（ノンケミカル製品）がおすすめです。
まとめますと、SPF20、PA++程度の効果のあるノンケミカル製品がおすすめです。
ひとつ気になるのは、紫外線を怖がるあまり、日光を浴びることで合成されるビタミンDが不足して、くる病などの発症につながらないかということです。
ビタミンDの補充については、食事からの摂取などまた改めてお知らせしたいと思います。